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【助けてください1】


「なるほど君」
「何だよ、真宵ちゃ―――」
「人の顔を見て固まるなんて失礼よ」
「しょ、しょ、しょしょしょしょ所長ッ」
「久しぶりね、なるほど君」
「ど、どうしたんですか。急に」
「あら、いけないかしら」
「そ、そんな事はないんですけど。その、裁判以外の時は珍しいじゃないですか」
「ふふ、そんなことはないわよ。私のほうはいつも貴方たちを見守ってるつもりなんだけどね」
「はあ」
「まあいいわ。それよりなるほど君」
「は、はい。何でしょうか」
「そこに寝なさい」
「は?」
「アナタ、凝ってるでしょう?」
「え?」
「あら、真宵が言ってるかと思ったけれど何も言われてないの?」
「え? ん? あ、ああ。肩凝りとかそういうヤツですか」
「そうよ」
「で、なんで背後に回ってるんですか。所長」
「そんなの決まってるじゃない。マッサージよ」
「い、イヤイヤイヤ。所長まで何言い出してるんですかッ」
「うふふ、久しぶりだから腕が鳴るわね」
「ちょ、ちょっと。僕に拒否権は無いんですかッ」
「無いわ」
「・・・・・・・もう、いいです。ハイ」

※千尋さんに対しては拒否権どころか人権も無いと思うよ、なるほど君。

0:24 2007/10/12

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