「御剣、何読んでるの?」 「ム、見て分からんか?」 「分からないから聞いてるんじゃないか」 「むう、真宵クンが貸してくれたものなのだが」 「真宵ちゃんが? 珍しいね」 「これは公序良俗的に如何ともしがたいような気がする」 「・・・・・・ゴメン。本当に何読んでるの、一体」 「キミも読んでみるかね?」 「薄々予測がつくからあんまり読みたいとは思わないけどね」 「真宵クンが『読んだら感想をくださいね』と言うから読まないわけにもいかないのだよ」 「そんなの適当に面白かったって答えればいいだけの話だろ?」 「・・・・・・ふむ、その手があったか」 「なんで今更気付かされてるんだよ、オマエ」 「しかし、ふと思ったのだが彼女は今年で19だったか?」 「ん、ああ、年齢の話か。うーん、確かそれで良かったはずだよ」 「ではギリギリとは言え、法令的には問題は無いわけか・・・・・・」 「ちょっと待って。本当に内容が気になってきたんだけど」 「だから先ほど読んでみるかと聞いたのだ」 「いや、そこまで言われちゃうと読みたいような読みたくないような。何かこう、僕の中でちょっと色々せめぎあってるんですけど」 「視野を広げるには良いかもしれんな。ある意味」 「それもどうかと思うんだけどさ」 「うム。春美クンに悪影響が出なければ良いのだが」 「そっちかよ」 ※真宵ちゃんのアレな本の話。漫画でも小説でもお好きな方でご想像下さい。 10:00 2007/10/08
|