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【力抜いてよ2】


「やっぱり凝ってるな、オマエ」
「ム。やはりそうか」
「肩も酷いけど、腰の方がもっと酷いよ」
「い――」
「背筋結構あるからなあ。肩甲骨あたりがすっごいガチガチで解し辛い」
「ムム――う、その下だ。下を揉め」
「ハイハイ。うっわー、オマエよくコレで仕事できるな。鉄板並みに凝ってるんだけど」
「半分以上は……キサマの…………ん、ソコだソコ」
「僕が何?」
「ええい、尻を撫でるなッ。大人しくマッサージをせんか。この馬鹿者ッ」
「痛ったぁっぁ。オマエ、後ろ足で蹴るなよッ」
「キサマ、全身と言ったからにはキチンと足裏までやってくれるのだろうな」
「言われなくてもやるに決まってるだろ」
「ならば揉め」
「命令形は止めてくれ、頼むから」
「キサマから頼み込んできたのだろう?」
「うう、そりゃそうなんだけどさあ」
「頭も頼む」
「あのさ、御剣」
「なんだ」
「意外と全身って疲れるんだよ?」
「それがどうした」
「オマエの背中とか凝りすぎてて、僕、もう限界なんですケド」
「ふむ、ソレはキサマの精進が足りんのだ。もっと修業しろ」
「いやいやいや、弁護士だからっ」
「知ったことか。今はマッサージしてるのだから、それなりの効果が無ければ今日の夜は無いと思え」
「……………努力します」
「ウム、頑張りたまえ」

※御剣主導で第二弾。力関係は概ねこんな感じ。後で逆転されるわけですが。

0:24 2007/09/09

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