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【肩を揉む7】


「なるほど君ッ、今日こそは肩凝りをほぐしてみせるからねッ」
「いや、もういいってば真宵ちゃん。それよりこっちの書類片付けてくれない?」
「ちっちっち。なるほど君が良くてもあたしが良くないの。ほら、背中背中」
「はいはい」
「相変わらずがっちがちだよねえ。鉄板でも入ってるんじゃないの、この肩」
「入ってないよ。まあ、最近運動とかして無いからなあ。デスクワークばっかりで凝ってるんだろ、多分」
「っていうかさ、裁判のときに机叩きすぎなんじゃないの」
「ああ、それもあるかもしれないなあ。意外と肩凝るんだよね、アレ」
「ゴメン、なるほど君。肘使って良い?」
「いいよ」
「うん、じゃあこの辺りを――」
「い――――痛たたたたたッ」
「あ、やっと届いた。やっぱり凝りすぎだよねえ」
「ちょ、ちょっと真宵ちゃんッ。もう少し手加減してッ」
「駄目だよ。ココをほぐさないと全然凝りが取れないんだから」
「凝りなんか取れなくてもいいよッ。いいいい、痛い痛い痛いッ」
「ちぇ、なるほど君、堪え性無いね」
「そういうものじゃない気がするよ、真宵ちゃん」

※真宵ちゃんリベンジ。なるほど君の肩はまだまだ鉄板並みです。多分、まだ続く。

8:34 2007/09/01

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