「ソレって美味しい?」 「さあな」 「何だよ。ケチだなあ」 「自分で買いたまえ」 「ちぇっ。あ、僕はそっちの。そう、ナッツの方で」 「結局違うのを買うのではないか」 「同じの買ったってしょうがないだろ。僕のも食わせてやるから少しくらい分けろよ」 「子供じみたことを言うな。こっちが恥ずかしい」 「あ、すみません。お待たせ、じゃ出よっか」 「うム」 「やっぱり夏はアイスだよなあ」 「あまり食べ過ぎても太るぞ」 「さっきから何なんだよ。冷たいぞ、御剣」 「フン、暑いからな。その方が良いだろう?」 「そんなわけあるかよ。ああもう、僕何か気に障ること言ったか?」 「……キミが」 「ん?」 「あんな公衆の面前であんなこと言うからだ」 「え、何言ったっけ。僕」 「大体、大の男が二人でアイスクリームを買いに来る時点でオカシイのだ。店員も笑ってただろうっ」 「あー、そっちかあ。イイじゃん別に。気にしなければ」 「私は気にするのだ」 「じゃあ今度からは止めようか?」 「ぬ」 「オマエ、甘いの好きだから誘ってんだけど」 「ぬうう、キサマそれは卑怯だぞ」 「気にすること無いって。ホラ、僕の分けてやるから」 「要るかっ」 「御剣」 「――ッ。な、何をする、キサマッ」 「美味しい?」 「わ、分かるものか」 「僕は分かったんだけどなあ。じゃ、もう一回シてあげる」 「こ、この馬鹿者……」 ※御剣はチョコミント、成歩堂はコーヒーナッツ。ラムレーズンなんか『御剣』って感じだけども。そうそう会話だけだと分かりにくいけどキスしてますから、コイツら。屋外じゃアイス溶けちゃうよ。 21:36 2007/08/12
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