「ゴドーさんのアレってカッコイイよね」 「ム、アレとは何だ」 「あの腕に着けてるやつ」 「ああ、ガーターか。アレなら私も持っているぞ。着ける事はないが」 「まあ、オマエの格好じゃ必要ないよなあ。ああでも夏はベストだろ。着けてみれば?」 「いや、アレはシャツの袖丈が長いときに着ける物だ。別段必要とは思わん」 「じゃ、僕に貸してよ。試してみたいし」 「キミがか? 多分似合わんぞ」 「えー、いいじゃん。貸してってば」 「少し待ちたまえ――コレで良いか?」 「……どうやって着けんの、コレ」 「それはサスペンダータイプだ。端にシャツを挟んで、そう、後は余った部分を端折って留めれば」 「へー、こうなるんだー。面白いなあ」 「ふむ、意外と似合うものだ。予想外だな」 「えへへ、このまま貰ってもいい?」 「まあそのくらいであれば構わんぞ。大して高いものでもないからな」 「ふうん、幾らくらいなんだ?」 「5000円もあれば十分買える。キミの薄っぺらい財布でも大丈夫だ」 「その余計な一言が無ければ素直にお礼も言えるんだけどな……」 ※肴はサスペンダータイプとベルトタイプの両方所持。1本1500円で買ったよ。 8:11 2007/08/08
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