「成歩堂、ワインは白でいいか?」 「んー、いいよ。パスタだし」 「久しぶりに作ったのだが、いいだろうか?」 「うん、ウマいよ。何で僕が作るより美味いんだろうなあ」 「キミはパスタを茹でる時間が適当なだけだ。それさえ無ければソースなどは私よりずっと美味しい」 「そうかなあ。でも和食とかお菓子とか御剣が作った方が美味しいよね」 「全部目分量で作ってるキミに言われたくはないな。というか、よくあの程度で済んでいると私は思うのだが」 「いちいち何グラムとか計るのって面倒じゃん。あとは、まあ、勘かな」 「普段の食事ならばそれでもいいが、お菓子などでは失敗するだけだろう?」 「えー、まあ食べられればいいかな、ってそんな感じだし」 「……ある意味キミの根本を垣間見た気がするな」 ※なるほど君の調理法は男の料理ですので、すべて「おおよそ」とか「だいたい」という言葉が頭についていると思われ。 0:02 2007/06/24
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