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【肩を揉む】


「御剣」
「何だ」
「肩揉んでやろうか」
「断る」
「なんだよ、人がせっかく好意で言ってるのにさ」
「ならばその腑抜けた表情を引き締めろ。あとその手の動きは止めたまえ。気持ち悪い」
「分かったよ。で、どうする。凝ってるんだろ」
「ム。そこまで言うのならばお願いしよう。実は張りすぎて頭痛が止まないのだ」
「そういうのは最初っから素直になればいいんだよ」
「では肩を頼む」
「はいはい。って、ホント凝りすぎだぞオマエ」
「最近視力も落ちたようでな。どうにも眼精疲労で肩こりが酷くなってる気がするのだ」
「あんまり無理するなよ。と、この辺りかな」
「ウム、気持ちいいな。キミは意外とマッサージが得意なのか?」
「まあたまに通ってるからね。覚えちゃったんだよ」
「ヤ」
「悪い。痛かった?」
「あ、いやそうではない。――ン、そこだ」
「この辺?」
「アア………イイ…な…、キモチイイ」
「御剣」
「――ん、どうした」
「エロい」
「な、何を馬鹿な」
「頼むから声は出さないで。腰にクるから」
「アホかっ」

※マッサージ馬鹿話。本当に人は嬌声をあげるものです。とあるお兄さんの全身マッサージをやったら、エロかった。ヤバかった。色気が飛び散ってた。男だったら襲ってたよ。イヤイヤイヤ。ゴメン、声だけ録音したかった。本気で。

1:08 2007/06/22

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