君は其処で寝ている。とても幸せそうに横たわっている。 観葉植物がさわさわと揺れ、風が入り込んでいる事に気付く。 太陽が顔を出し、洗濯物を乾かしていく。 猫が外で鳴いている。餌でも探しているのだろうか。 君が寝言で呻いている。悩み事かな。苦しかったら縋ればいいよ。 子供はもう騒がない。親が叱りつけているのだろう。 もう葉っぱだらけの桜が初夏を示していた。 ああ、夏なんだなと僕は思う。 君はまた穏やかな寝顔に戻っている。 整った顔に眉間に皺が寄っているのが可笑しい。 きっと食べ物の夢でも見てるのかな。 ぼんやりと君の、愛しい娘の寝顔を見て、幸せな気分になった。 ※お昼寝みぬきを見ているパパ。らぶらぶでやんす。 15:01 2007/06/10
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