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「ッつ」 「どうかしたのか?」 「うん、舌に口内炎が出来てるみたいでさ」 「普段野菜を食わんからだ」 「いやだって、忙しいしさ」 「私よりか?」 「うっ」 「ただの無精だ。どれ、見せてみろ」 「舌の先かな」 「ふむ、コレか」 「ひっ、ひたをふはむは」 「日本語を喋らんか」 「っだあ。舌を掴むなよっ」 「ム。それはすまない」 「ったく。ええと、サプリメントか何かあったかなあ」 「成歩堂」 「うん?」 「もう一度舌を見せてみろ」 「へ?」 「舌だ」 「ああ、うん。御剣何すん―――――痛ったあーーーッ」 「勝手に離れるのは止めたまえ」 「ひゃ、ひゃだ」 「ふむ、上手く噛み千切れたようだな」 「ひ、酷い」 「泣くな。女々しい」 「あのね」 「舐めてやろう」 「オマエいい加減に―――ん、舐める?」 「いちいち喧しい」 「え、あ、ちょっと待・・・・・・・・・・ふ・・・はぁ・・・・・・・・」 「――――――んッ。こ、コラッ、成歩堂ッ」 「いいじゃん、さっきのお返しだよ」 「ちょ、ま、待ちたまえ―――あうッ」 「舌噛まれたんだからこのくらいはさせてもらうからな」 「ちょっと待てと言ってるだろう。この、馬鹿者ッ」 ※結局イニシアチブを奪われるわけですよ。我が家の御剣は。 19:51 2007/10/08
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