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※ちょっとしたお話

【P:parsonal】15:31 2007/09/12

「わあ、ミツルギ検事の持ってるペンって変わってますね」
「ム、そうだろうか?」
「そうですよ、だってペン先が変な形してるし」
「むう、変な形だろうか」
「ねえねえ、なるほど君もそう思うよね?」
「んー、何が?」
「もうっ、ぼーっとしてないで話くらい聞いててよ」
「ボーっとしてるわけじゃないだろ。仕事してるんだよ、仕事」
「そんなの後にしてこっち来るっ」
「勝手だなあ。よいしょ――で、何がどうしたって?」
「ほらほら、このペン変わってるよねー」
「ああ、万年筆か」
「うむ、普通の形だと思うのだが」
「え、そうなんですか?」
「真宵ちゃん、このペンはこんなペン先なんだよ。ボールペンとは違って、インクを使うんだよ」
「筆みたいなもの?」
「むう、ソレは少し違う気がするのだがまあ仕方あるまい」
「僕も持ってるけど見たことないかな?」
「えーーーっ、なるほど君も持ってるの!? こんな変なペンッ」
「変な、は余計だよ。真宵ちゃん。ほら、これだろ」
「意外だな。キミも持っていたのか」
「そりゃまあ、社会人として何となく嗜みというか、ね」
「どうせお姉ちゃんの入れ知恵なんじゃないの、なるほど君?」
「うっ」
「・・・・・・図星か、成歩堂」

※個人的な嗜好として万年筆があります。好きなんだけど、買えないんだ。セーラーの安い奴(カートリッジ式)を持ってますが、やっぱり本物が欲しいよなあ、とたまに思います。ミツルギ検事はヤード・オ・レッド。なるほど君はセーラーあたりを使ってればいいと思います。ペリカンも良いよなあ。