【O:option】15:11 2007/09/12 「で、何でこんなにジュースがあるのかな。真宵ちゃん」 「うう、どうしても言わなきゃダメ?」 「ム、成歩堂。あまり真宵クンを叱るのは止めてもらいたい」 「あのね、僕はオマエにも言ってるんだよ。御剣」 「ぬう」 「あ、あのさ。このジュース、オマケが付いてるんだよね」 「で?」 「そのオマケって言うのがトノサマンフィギュアなんだよね」 「その通りだ、成歩堂」 「それで二人がかりで両手いっぱいのジュースを買ってきて、フィギュアだけ集めてるってこと?」 「う、うん」 「私も真宵クンもトノサマンファンだ。当たり前のことだろう」 「二人で集めてるのは分かったよ。でもなんでジュースが僕の机の上に置かれてるわけ?」 「キサマ、グレープジュースが好きなのだろう?」 「ほどほどって言葉を知れよ、馬鹿かオマエ」 「うううう、ご、ゴメンなさい。なるほど君」 「真宵ちゃんはいいよ。どうせスポンサー、御剣なんだろ?」 「う」 「私が女性に物を買わせるように見えるかね」 「見えないから言ってんだよ・・・・・・・・・はあああ、何でこう、人の迷惑とか考えないの、オマエさ」 「ム、迷惑だったか?」 「どう考えたってダンボール2箱分のジュースなんか僕一人で呑めるわけないだろッ」 「呑めると思うがな」 「あ、あたしも手伝うよ?」 「フィギュアは全部揃ったのか?」 「じ、実はひとつだけ揃ってなくてさ。あは、はははは・・・・・・うう、ゴメンなさい」 「ってことはまだこのジュース、増える可能性があるってことだよね?」 「成歩堂、目が笑ってないぞ」 「当たり前だろっ。御剣、このジュース、オマエ持ち帰れよ」 「むゥ、私はこんな清涼飲料水は摂取しないようにしているのだが」 「責任とって全部持って帰れっ」 「い、イトノコさんにあげたらどうですか? ミツルギ検事」 「む、あの万年欠食刑事か。仕方あるまい、そうすることにしよう」 「ついでにこのフィギュアも持って帰れっ。僕の机に置くなよっ」 「ううう、なるほど君が怖いよう」 ※要するにそんな話。グレープジュースとソーメン合わないから。合わないから。頑張れ、イトノコさん。 |