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※ちょっとしたお話

【I:identity】6:38 2007/07/11

夜中に目が覚めて、ひとりであることを確認する。
いつも隣にあるはずの熱は、今日は居ない。
いや、今日だけじゃない。
明日も明後日もその先も。
布団の温もりだけでは足りないときもある。
何かを掴むように手を伸ばしても、触れるのは皺だらけのシーツ。
うう、と僕は呻く。
枕に顔を埋めて、苦しさに耐える。
頭も痛いし、胸も痛いし、気分も最悪だ。
好きにならなければ良かった、と思ったりもする。
それでも好きで好きで仕方ないから想い続けてたりする。
自分でも持て余すくらいの感情を、ぶつけられて不快になったんだろう。
だから離れて行ったんだと今なら分かる気がした。

※そんな話も書いてみよう。