【060:フリル】21:55 2007/07/01
「あのさ、なるほど君」
「どうしたの、真宵ちゃん」
「あたし、サニーレタス見るたびに思うだけどさ。コレってミツルギ検事に似てるよね」
「あははッ、そういえばヒラヒラッぷりがソックリだね」
「もうね、サニーレタス見るたびに『ミツルギ検事っ』とか叫んじゃって笑いが止まらなかったりするんだよ、スーパーとかで」
「スーパーなんだ、しかも叫んでるんだ」
「もう、周囲の注目の的だよ。サニーレタス」
「イヤイヤ、それは真宵ちゃんが注目受けてるだけだからっ」
「はみちゃんもさあ、『ああっ、あちらにみつるぎけんじが大量にいらっしゃいます。真宵さま、これはもう事件です。なるほどくんを呼ばなくてはっ』とか言ったりして――」
「あーっはっはっは、はー、はー、真宵ちゃん勘弁。もうそれ以上言わないで。笑いすぎて苦しいから」
「失礼する。仕事は終わったか、成歩堂?」
「あ、ミツルギ検事」
「ム、あちらで悶えてるのは何だ。何かあったのだろうか?」
「あ、あぁ、なるほど君ですか。ちょっと色々あったんですよ」
「色々とは?」
「ええと、その、聞かないでください。なるほど君の笑いが止まらなくなっちゃうんで」
「ソレは、余程のことだな。成歩堂、何があった?」
「――――ッ頼む、御剣。これ以上僕を笑わせないでくれ。あはははははは」
「ぬう、話にならんな。真宵クン」
「は、ハイッ」
「詳しく話を聞かせてもらおうか」
「うう、ミツルギ検事。眉間にヒビが入ってますよ」
「皺だ。気にすることはない、キリキリ吐いてもらおう。話が進まんのでな」
「―――あたしのせいじゃないですからね?」
※サニーレタスを見て思いついたよ。
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