→Slightly-Space-Shorties←
※ちょっとしたお話

【040:リミット】1:11 2007/07/05

「そういえばお酒って言えば、千尋さんのところで働き始めたことを思い出すよ」
「む、何かあったのか?」
「うん、歓迎会ってコトで奢ってくれたんだけどさ。千尋さん、お酒強すぎて僕が先に潰れちゃったんだよ」
「キミが?」
「もうベロンベロンに酔っちゃって、介抱までしてもらって。うう、あの時は正直泣きそうだったよ」
「……彼女は素面だったのか?」
「ううん、僕より呑んでた」
「あまり聞きたくないがどのくらいの量を二人で呑んだのだろうか」
「ええと、よく覚えてないけどお店の人が青くなって止めてたくらいだから―――少なくとも酒瓶2、3本は空いてたよね」
「それは、何とも言えんが馬鹿げた量というのだけは分かるな」
「その前にもビールでピッチャー3杯と焼酎2本にウイスキーが――」
「待て待て待て。先程の酒瓶だけでは無いというのか」
「うん、千尋さんがほとんど呑んでたけど」
「――キミが彼女を尊敬すると言った理由がほんの少しだけ理解できたような気がする」

※千尋さんの伝説。正確にはビールピッチャー3杯、焼酎四合瓶2本、泡盛ロックで3杯、ウイスキーダブルで2杯、カクテル(マティーニ他)が5杯、日本酒720ml2本、テキーラショットを連続6杯。なるほど君はビール、焼酎、日本酒を呑んでたのが、テキーラ試してノックダウン。事務所のどこかにある道場に転がされた模様。